えっ、気温が100度? (摂氏と華氏)

「ねね、ミッキ−さん。この間アメリカ人のお友達といろいろお話したんだけど、向こうでは気温を華氏で言うのね。
ときどきこんがらがって来るわ」

「そうね。 温度計を見ながら It's very hot today, Isn't it?  Wow, it's almost a hundred degrees.

なんて言われたら えっ、うっそ〜。気温が100度近くもあるなんて....と言うことになりかねないよね」

「 ええ。でも摂氏では、そんなに高くないでしょ」

「そうね。前にもちょっと話したことがあるけど、摂氏と華氏の話をちょっとしようか」 p.79 参照

「まず、華氏はFahrenheit(ファ−レンハイト)が考えた目盛で、健康な人間の血液の温度を96度、氷と食塩の混合物の温度を0度に定めたんだ。

それまでは基準がないから、暑い、うんと暑い、寒い、うんと寒い...としか表現しようがなかったんだね」

「血液の温度を選んだのは面白いと思うけど、でもどうして100度じゃなくて96度としたのかしら」

「う〜ん。良くわからないけど、最初は羊の体温を100度とした..という説もあるよ」

「ああ、その目盛で計ったら人間の体温が96だったという訳ね」

「多分そんなところらしいね」

「それで、FahrenheitのFを取ってという訳ね」

「うん。そして中国ではFaに近い音のをあてて、Fahrenheitを華氏と書くんだね」

「本当はカシじゃなくてファシと読むべきなのね。ところで摂氏の方は?」

「これはCelsiusの名を取って摂氏と呼び、記号は℃だね。人間の体温が基準なのは親しみがあるけど、一定とは言えないよね。

だから、もっと安定した[1気圧のもとでの水の沸騰温度]つまり沸点を高い方の基準とすることが考えられたんだ。

低い方は[水と氷が共存する温度]つまり氷点(または融点)が選ばれた。

これは華氏ではそれぞれ212度と32度になり、その間を180等分したことになる」

「でも基準としてはあまりすっきりしないわね」

「そこで、氷点を0度とし、沸点との間を80等分することを思い付いた人がいた」

「それがCelsius?」

「いや、Reaumur(レオミュ−ル)という人でね、その目盛を列氏と言うんだ。今は見かけないけどね」

「じゃ、記号は?」

「その通り。この考えを更に進めて、氷点と沸点の間を100等分したのがCelsiusなんだ。

なお、英語で100等分した目盛という意味で centigrade という言葉を使って、 100 degrees centigrade のように言うんだ。だから英語では ℃の centigrade のCと解釈されているようだね」

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