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【 ICANOF アーカイヴ 】
- ICANOF Archive Materials -



ITをハグ・剥ぐ・接ぐ/(ex)foliated with RADIO (behind)
花田喜隆(ICANOFアートディレクター)



モレキュラー・シアター「ITADORI イタドリ」東京公演(※)の紙上再演が可能であるならば、果たして如何なるものになろうか。しかもそれを非再現的に、パフォーマティブに行うとしたら。

まずは、再演を可能にする3つの規則を性急に導入したい。
■規則1 文字列は、1個以上の任意の文字と0個以上の空白との組み合わせからなる。
■規則2 文字列に対して、一度に1つのオペレータを適用する。
■規則3 適用可能なオペレータは、次の3つである。
 ■3-1 切断(剥離)、すなわち空白の導入
 ■3-2 結合(接合)、すなわち空白の消去
 ■3-3 反転(ただし、最後尾の部分文字列を)

例えば、規則1に基づき文字列「ITADORI」が与えられるとする。規則3-1の適用により「ITA DORI」。規則3-3から「ITA IROD」。規則3-2「ITAIROD」。規則3-1「ITAI ROD」。規則3-3「ITAI DOR」。規則3-1「IT AI DOR」・・・

ここで後ればせに公理を導入しよう。ただしこれは、超越的与件としての公理ではなく、形式システムの公理系におけるが如く任意に選びうる超越論的与件としてのそれである。
■公理1 文字は板である。

改めて、規則1に基づき文字列「ITADORI」(=7枚の板)が与えられるとする。規則3-1から「I TADORI」。規則3-3「I IRODAT」。規則3-1「I IROD AT」・・・

あるいは「文字は板である」ではどうか。規則3-1「文字は 板である」。規則3-3「文字は るあで板」。規則3-2「文字はるあで板」。

あるいは前出の文章(=板塀)はどのような集積体へと変貌を遂げるだろう。『ただしこれは、超越的与件としての公理ではなく、形式システムの公理系におけるが如く任意に選びうる超越論的与件としてのそれである』

 あるいは次の放射状(RADIO
-)集積体の原形や如何。『厚手
の板
 の羅列が、「縁」や「周囲」と
 いう纂編と述叙の場な昧曖を、
 「文」すでに「言語ゲーム」と
子はな らな、いか。「学んでし
 椅まっ ている」パレルゴンは、
作品でもなく 作品の外にくなも
でのもるあ、「「橋」」は 何と何
の間に「体験された周 囲」と
「体験され椅ない周囲 」の間に
架けられる子生の有 限性を少つ
づし前方に押しや っていく』

「Amuse」誌面イメージ 

あるいは本稿それ自体では。しかもそれを非再現的に、パフォーマティブに行うとしたら。適用可能なオペレータは、次の3つである。
 ■上演(= on board)
 ■コロック(= on panel)
 ■写真(= behind shutter)

なんとなれば、公理1における「板」は文字通りboard、panelであり、また目隠しとしてのscreen=shutter であるのだから。

ここに至り、我々はようやく次の問いを発することが出来る。
「公理2とは? あるいは、空白とは?」
そして、われわれはそのことを「言う」とき、すでに「学んでしまっている」。

(倉石信乃「菅木志雄《体境連空》《環空立》《散境》について」「事実のエチカ──菅木志雄ノート」からの引用あり。)


※9月4〜7日、港区赤坂・国際交流基金フォーラム。「風景をハグ・剥ぐ・接ぐ (L)ANDSC(R)APE/(EX)FOLIATE」と題して、菅木志雄・倉石信乃、太田省吾・八角聡仁の各氏を迎えてのコロック、並びにラテラル・ランドスケーパーズ(ララ派)による写真展が同時開催されたことをあわてて付記しておきたい。


(「Amuse」2003年11月号)



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