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ICANOFの図録・写真集
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icanof banner ■ICANOF代表
  米内安芸
■プロデューサー
  三浦文恵
■キュレーター
  豊島重之

www.hi-net.ne.jp/icanof/
mail:icanof@hi-net.ne.jp

■ICANOF事務局
青森県八戸市古常泉下14-18
〒031-0022
Tel 090-2998-0224(高沢)
Fax 0178-45-9247
mail:icanof@hi-net.ne.jp
【 ICANOF アーカイヴ 】
- ICANOF Archive Materials -



ユニークな「ラジオ・パフォーマンス」
小沼純一 (音楽評論家・文芸評論家)


 「市民参加型の『開放系』写真展」をうたう『食間(しょっかん)の光景/食間の廃景』展は、文字どおり、八戸の中心街、二十数箇所で同時開催されていた。喫茶店から販売店、放送局のロビーまでさりげなく「作品」が飾られている。その中心となるのが八戸市美術館だ。
 三つのフロアでは、招待作品がタテとヨコの軸に配置されている。一階全体をミロスワフ・バウカのインスタレーション、三階の一方を仕切った部屋にパク・ファヨンのヴィデオ作品。これがタテ。一方のヨコは、二階で、福山知佐子と半田晴子の作品が両脇にまとめて展示される。



ミロスワフ・バウカ映像インスタレーション
「BAMBI・POND・HUNGER PLATE」
(2002-03年ICANOF「食間展」/八戸市美術館1F)

 強制収容所跡の沼とバンビの戯れる映像。ゆっくり回転する大きな円盤。薄暗い大きな空間でストイックに持続するバウカ作品。二つのヴィデオ映像が同時進行し、日常の中でほんの少し欠損する身体がユーモアをもって現われるパク作品。どちらも一定の時間を要するため、しばらく留まって作品に面しなければならない。スタイルとしては全く異なりながらも、濃く、厚く塗られた絵画という点では共通しないでもない福山・半田作品は、バウカとパクによる映像作品とは対照的である。全体の展示が、こうした作品の両極を意識し、「あいだ」には静止しているICANOFメンバーによる写真が配置されるのである。動く映像と静止する映像、そして絵画。この三つの視覚的なかたちが、「食」の「間」というテーマで結びつく。
 カラーページの多い図録は、ただ良くできているのみならず、今回展示された作品とICANOF展の記録が重なり合う貴重なドキュメントだ。目立つページではないが、地元コミュニティラジオBeFMで放送された「ラジオ・パフォーマンス」は、メンバー各々が感性と知性を持ちより、すりあわせ、刺激しあっている「場」の空気を伝えている。


(東奥日報[2003.3.13])



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