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ICANOFの図録・写真集
・ICANOF Media Art Show 2004
・ICANOF Media Art Show 2002-03
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icanof banner ■ICANOF代表
  米内安芸
■プロデューサー
  三浦文恵
■キュレーター
  豊島重之

www.hi-net.ne.jp/icanof/
mail:icanof@hi-net.ne.jp

■ICANOF事務局
青森県八戸市古常泉下14-18
〒031-0022
Tel 090-2998-0224(高沢)
Fax 0178-45-9247
mail:icanof@hi-net.ne.jp
【 ICANOF アーカイヴ 】
- ICANOF Archive Materials -



敢えて二兎を追う
高沢利栄 (ICANOFアドミニストレーター)


 「食間展」図録(正式名称は「ICANOF Media Art Show 2002-03」)を読み返す。黒岩恭介氏による序文の中の一節「凡庸さの出番はない」。開幕直前、私たちICANOFは、この言葉に強く励まされた。
 ちょっと注意を怠れば、千五百点もの写真が集まった「市民参加型」から受けるイメージとこの一文とは、相反するものとして捉えられがちだろう。私自身がICANOF発足以来、繰返し言い続けてきたのは、批評に耐える企画展、そして誰でもがひょいと参画できること。この二兎を追い続けよう、ということだ。
 市民は美術館や劇場に安心を求めてやってくるのだ、と言う人がいる。本当にそうだろうか。安心してしまったら、作品にも、当の市民に対しても失礼ではないか。見たつもりが何も見えていない。そんなことばかりではないのか。
 今回、ポーランドからお招きしたミロスワフ・バウカさんの作品は、彼自身が八戸という街と八戸市美術館、そしてICANOFメンバーとに文字通り直接に出会った上で完成されたものである。ここで、また図録のほかの頁も読み返してみる。「バウカ氏は八戸という場に合わせて=抗って、絶えず新しい作品をつくるだろう」。既に直観されていた。その通りの出来事を私たちは目の当たりにした。バウカ氏の新たな作品はこの八戸の地で生成したのだ。この稀有な出来事以上の成果があるだろうか。
 昨年十月、BeFM「SOI」がスタートし、一月十二日、歌人の梅内美華子講演会「写真と短歌のゼブラゾーン」で幕を開け、中心街に仮設した「43日間ギャラリー」、二月十五日からの美術館での様々な企画や展示は、まさに「絶えず新しい」発見や作品や人に出会うために仕掛けられたICANOFの「誘惑」の数々である。

山内雅一の1000点写真による
2002-03年ICANOF「食間展」フラッグ
(八戸市美術館 正面外壁)



(東奥日報[2003.03.20])



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