メモリーカードの取り扱い注意事項
長年にわたり毎日数多くのメモリーカード、様々なメーカーのデジカメを取り扱って来ましたが、幸いなことに私自身メモリーカードを読み込めなくなった等のトラブルを経験した事は一度もありません。ただ単に運が良かっただけなのかも知れません。しかし最低限のメモリーの取り扱いルールを守って来た事も事実です。トラブルを防ぐ参考になればと思い、注意事項を箇条書きにしましたのでご一読していただければ幸いです。
- 最近デジカメの高画素数化に伴い、扱うデータの容量が大変大きくなってきました。その為実際のファイルの読み出し、書き込み、移動にかかる時間は、液晶やモニタに表示されて終了したと思われる状態よりも多くの時間がかかっています。例えばWindowsではファイルの移動のアニメーションが終了してもメモリーへのアクセスランプが点滅して、実際のファイルの移動やコピーが終了していない場合があります。その実際のファイルの読み出し、書き込み、移動等が終わらない内に次の操作を加えたりするとフリーズしたり、データの破壊が発生します。デジカメやメモリーカードの取り扱いは、ひと呼吸おいてアクセスランプ等に注意してゆっくりと行なって下さい。またパソコンのメモリーカードリーダからメモリーカードを取り出す際は、エクスプローラ上の「リムーバブルディスク」のアイコンを右クリックして「取り出し」を選択すると、安全にメモリーカードを取り出す事が出来ます。
- 最近のデジカメは電源が入った状態でもメモリーカードの抜き差しが出来ますが、念のため必ずデジカメの電源が切れた状態でメモリーカードの抜き差しを行なって下さい。
- メモリーカードには静電気からメモリーを守る為に保護回路が組み込まれていますが、それでも静電気によるメモリーカードの破壊はあります。普段から静電気で不快な思いをされている方は金属パイプを使用したガス管や水道管に触って静電気を逃がしてからメモリーカードを取り扱って下さい。静電気破壊されたメモリーカードの復旧は見込み薄です。
- デジカメの電池の残容量には充分ご注意下さい。撮影時、メモリー書き込み最中に電池の残容量がなくなり電源が落ちた場合、メモリーカードを読み出せなくなる時があります。
- 頻繁にデジカメの電源のON/OFFを繰り返さないで下さい。ONからOFF、OFFからONに切り替える際、前の操作から20秒位間をおいてから操作して下さい。
- 頻繁に「撮影モード」と「再生モード」を切り替えを繰り返さないで下さい。特に「撮影モード」から「再生モード」に切り替える際、「撮影モード」での処理が終了していないうちに切り替えるとメモリーカードに障害が発生する場合があります。前の操作から20秒位間をおいてから操作して下さい。
- メモリーカードをフォーマットする際には、必ずお使いのデジカメにて行って下さい。パソコンでフォーマットした場合、使用するメモリ領域が32MBを越えた途端にアクセス出来なくなる場合があります。これはデジカメのフォーマット形式がFAT16、パソコンでのリムーバブルメディアに対するフォーマット形式がFAT12と異なる為に起こる現象です。
- メモリーカードはしっかりと最後まで差し込んで下さい。中途半端でしっかりと差し込まれていない状態(グランドが浮いた状態)でメモリーカードにアクセスするとメモリーカードが電気的に壊れてしまいます。最近分かってきた事ですが原因不明のトラブルの第一要因です。
- miniSDカードをアダプタ無しで直接メモリーカードリーダーに差し込むタイプはminiSDカードの横方向の規制が甘く、斜めに挿入されてしまう場合があります。斜めに挿入された状態でメモリーカードにアクセスするとメモリーカードが電気的に壊れてしまいます。最近分かってきた事ですが原因不明のトラブルの一つです。
- miniSDカード、microSDカード、xDピクチャーカードやスマートメディアの様に端子が露出しており、しかも端子部分が平らで手で触れやすいメディアは、端子の汚れによる接触不良にご注意下さい。前項と同じく接触不良の状態でメモリーカードにアクセスするとメモリーカードが電気的に壊れる場合があります。
- xDピクチャーカードとスマートメディアはアドレス信号線が直接端子に出ており、他のメモリーカードに比べて復旧不可能で致命的な電気的破損の確率が極めて高いので、お取り扱いには十分に注意して下さい。
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2008/07/01 更新