毎年モレキュラーは東京で実験的な新作を上演してきた。
2000年「OS-IRIS/OSCILLIS=オシリス・オシリス」01年「PERPENDICULAR/EPICENTER=直下型演劇」02年「COLD BURN=低温熱傷性演劇」03年「ITADORI=イタドリ」04年「HO PRIMER=ホー・プライマー」05年「ベケット東京サミット/NOWOH ON=ナウオー・オン」06年「FOTEU LA CENDRE=フォトゥ・ラ・サンドル」など。
どれも八戸の小さなスタジオで集団創造され、一年がかりで錬成を重ねた舞台である。
気がつくと20年。どんなに見事な出土品も博物館の陳列室ではなく、まさにその発掘現場で見るのが正しいとすれば、この機会に演劇生成の拠点=八戸で「焼き上がったばかりの舞台」を観てもらえたらと思う。
テクスト・身体性・舞台美術が複層化する生成現場にどういう外部性が応答しているのか。
上演の「SCOTOMATIZED MOMENT=盲面」を存立させている地層をどう顕在化していくのか。
こうした作業を継続的に実践していく事こそがダンス・演劇の現在と未来に問われている。


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