七 時 雨 山ななしぐれ)

標高1060m 登山口600m 標高差460m

登山口となる七時雨山荘 新百名山登山口案内板より山容を望む 山頂(北峰)からの展望は期待できません
北峰より南峰を望む道は滑る急登を進みます 双耳峰の南峰は山頂が広く展望良好です 田代山より七時雨山を望む

 七時雨山は、すそ野まで広がる放牧場のある田代高原の西に位置し、その道程は高速八戸自動車道より、浄法寺インターより安代町へ進み、県道30号線安代、奥中山線より奥中山方面に進むと、車道はミラーカーブが多くある登りから時々七時雨山を望むようになると、眼前が開け広大な田代平高原となります。

左に田代山、右に七時雨山にかこわれた草原の中を車道が通り、広々とした絶景の中を進むと、右手に駐車スペースがあり、眼前には七時雨山の全景が見渡せる場所で新百名山登山口の案内板があり、公衆トイレも完備されています。

登山コースは目の前に広がる草原を歩き始め途中林の中を通りますが、林の中は沢水が流れ湿地帯となっているが、主要な部分には木道や木橋が整備されたなかを通過すると、再び牧場の草原を登るようになり、分岐点に立つ一合目の標識を確認すると、次に紹介する七時雨山荘コースとの出会いです。

七時雨山荘登山口は先ほどの新百名山を通過して間もなく山荘を示す案内板があり、山荘の駐車スペースを利用させていただき山荘より歩き始めます。

自宅(八戸市)での天候は、実に登山日よりの青空でしたが、現地の登山口である七時雨山荘に着くと、山頂には霞がかかり空はよどんでいました。

登山を躊躇し、山荘の喫茶店でコーヒーをいただきながら、店員さんに、今日の山の天候はどう変わりますかと尋ねますと、この山は一日に七回も時雨れると言われまして予測がつきません、との予想したとうりの返答がかえってきました。

そのうち、天候も回復の兆しをみせたので登山を決行しました。

登山道は山荘前より、放牧場用に造られた道路を進み、鉄柵を回り込んで、中の道路を利用させて頂くのですが、牛糞等の臭いに少々閉口しながらの登山となりますが、時には、放牧された牛もおり、スペインの闘牛場を思い出しながらおそるおそる進みますと、新百名山コースとの出会いの一合目の標識です。

標識に従い左折して進むと広大な牧草地で、登山道は1から順にナンバーがふられた標識で案内され、牧草地には巨木が数本生い茂るなかの風景に見とれて歩いていると、ウッカリ新鮮な牛糞を踏んでしまいます。

放牧場内の案内標識に従い、出口の鉄柵を抜けて少々歩くと、樹林帯の入口に七時雨山登山口と3合目を示す案内板があります。


落葉樹の中の道はしだいに急登となりますが、木の根が階段状となり、自分の歩幅に合わせながら登ることができ、少々息をはずませながら、4合目、5合目の標識を過ぎると道は尾根を歩くようになり、比較的傾斜のない6,7合目の標識がある場所は小さな平坦地となり休息ができます。

8合目の標識を過ぎると展望が開け、一回目の鞍部の尾根道では、右手に山頂を確認でき、壮快な気分で山頂を目ざし、右に回り込むように進みますが、山頂までの間に更に2回アップダウンを繰り返して山頂です。

山頂には一等三角点があり登頂感を味わうことができますが、七時雨山は北峰と南峰を有する双耳峰で、登った山頂は北峰であり、標高は南峰が3m高く、南峰までは滑りやすい急峻なアップダウンとなりますが、その眺望は360度の展望で、山頂は広く、昼食をとりながら、岩手山や八幡平、安比の山々、北上山脈など一大パノラマを堪能することができます。

山並に見とれ、ふっと、気圧計に目をやりますと、気圧がどんどん低下してきたのに気づき、早々に下山し、山荘の駐車場に着くと同時に七時雨特有の雨でした。